本日は、信州大学文理学部開学55周年記念音楽会にご来場くださいまして誠にありがとうございます。
市民の皆様と、ここ「あがたの森講堂」におきまして、若い学生で編成された信
州大学交響楽団の演奏を鑑賞出来ます事は、私ども文理学部卒業生にとりましてもこのうえない喜びであります。
文理学部は昭和41年に人文学部と理学部に発展的に改組された後、昭和46年に廃
止されましたが、同窓会は信州大学理学部に事務局をおき、旭町キャンパスおよび「あがたの森文化会館」内の同窓会室を使って活動を続けており、節目の年には記念祭を開催するなど、同窓生の絆をつよめております。
また同窓会では、毎年6月に「この講堂」において総会を開いておりますが、併
せて、活躍する卒業生を講師に迎え、講演会を開催しています。これらの講演会は市民の皆様にも公開しておりますので遠慮なくお出かけください。来年も引き続き計画する予定でございます。
文理学部同窓会は、今後も市民の皆様との交流をはかりつつ、開かれた活動を続
けてまいりたいと考えております。
信州大学文理学部同窓会
会長 北 澤 千 和
昭和24年5月 新たな学制制度により信州大学文理学部発足。 松本高等学校の校地、校舎、教授陣を継承。
7月 文理学部第一回入学式。
10月 信州大学開学式。
昭和28年3月 文理学部第一回卒業式。
昭和41年4月 文理学部は人文学部と理学部に発展的改組。
昭和44年12月 旭キャンパスに理学部校舎落成、移転。
昭和46年3月 文理学部最後の卒業式。4月文理学部廃止。
昭和47年5月 再建文理学部同窓会発足。鎌倉通敏氏初代会長に就任。
昭和48年2月 旭キャンパスに人文学部校舎落成。3月移転。
7月中旬 文理学部校舎一部取り壊される。以後、本館校舎及び講堂の 保存運動の高まりと共に啓蒙活動広がる。
昭和52年3月 本館校舎及び講堂、敷地の一部が固より松本市へ移管。 文化財として保存と活用を決定。
昭和54年10月 「あがたの森文化会館」として開館。「あがたの森公民館」 「あがたの森図書館」併設。
昭和55年5月 信州大学文理学部同窓会による開学30周年記念祭挙行。
昭和56年2月 本館校舎、講堂とも長野県宝に指定される。
平成3年6月 信州大学文理学部同窓会による関学40周年記念祭挙行。
平成11年10月 信州大学文理学部同窓会による関学50周年記念祭挙行。 モニュメント「蒼穹」をあがたの森文化会館中庭に設置、 松本市へ寄贈。「あがたの森に学び舎は生きる一文化財の保存と 活用−」を刊行。
平成16年10月 信州大学文理学部同窓会による開学55周年記念祭挙行。 記念事業として音楽会、記念誌発刊、祝賀会を行う。
現在も本館校舎及び講堂の重要文化財指定に向け、地道な努力が続いている。
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▲「記念音楽会」の会場は旧県キャンパスの講堂 |
▲満員の聴衆を迎えて演奏する信大交響楽団
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▲楽団は44年前5人で結成。現在は100人超 |
▲物理同窓会の楠会長、根建副会長らも出席 |
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▲祝賀会は旭会館。壇上には伊藤建夫理学部長も |
▲理学部同窓会の重鎮たちも顔をそろえて・・・ |
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▲信大交響楽団員の中には物理科の学生もいる |
▲会の最後の締めは、思誠寮歌「春寂寮」斉唱で |
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■写真撮影/高藤 惇(2S)
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