[ 信大物理同窓会報0016号 ]
2006年12月10日配信



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≪≪≪ ● MAILMAGAZINE BULLETIN『信大物理同窓会報』0016号● ≪≪≪≪≪
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          ┃信┃┃州┃┃大┃┃学┃┃物┃┃理┃┃同┃┃窓┃┃会┃┃報┃    
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│田田田田田|──┐■━━■編集・発行/信大物理同窓会事務局■━━■
│田田田田田|田田| (http://www.supaa.com/)  ◎2006年12月10日配信◎
│田田田田田|田田|〒390-8621松本市旭3-1-1 信州大学理学部物理教室内
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 ■「旧文理学部物理学科」+「理学部物理科学科」OB&学生と教官の会■
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(当メルマガ会報は《表示》→《文字のサイズ》→《等幅》でご覧ください)
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  ○-- はや先生も走るほど忙しい“師走”を迎えました。 --○    ∩ 
  ○-- いくつかの事情から、当メルマガ会報の発行が遅れ  --○  ⊂○⊃
  ○-- ましたことをお詫びします。まずは6月の総会の報  --○    ∪
  ○-- 告を中心に。母校はいま“疾風怒濤”期にあります。--○   ∞l∞

      【 I ・ N ・ D ・ E ・ X 】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◇ 【講義ノート】宮地良彦先生の [量子力学]・・ 宮地良彦(信大名誉教授)
◇ 【寄稿】大学当時から思いつく由無し言など・・・・ 竹村一司(文理2)
◇ 名古屋初開催の物理会総会のご報告 ・・・・・・・・・・岩田 真 (19S) 
◇ 「第9回信大物理会総会」の審議事項/会計報告・・・・・事務局各担当
◇ 次回第10回物理会総会(2007年/信州開催)の幹事さんたち
◇ 信州大学理学部物理科学科現状報告・・・・・・事務局長・武田三男(4S)
◇ 2006春 信州大学理学部物理卒業・修了生の進路状況
◇ 新たに“同窓会員登録”された面々のプロフィールをご紹介
◇ <再録>「同窓会費」は終身会費として1万円『会計細則』決まる!
◇ 編集雑記

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  ■ 宮地良彦先生の [量子力学講義ノート] ■  
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              宮地良彦(信州大学名誉教授/長野県松本市在住)
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 近藤一郎さんから、小生の量子力学の講義ノートをスキャナーで読み込んで
ホームページからダウンロードできるようにしたいとのお申し出がありました。
古いノートが今頃お役に立つかどうか自信がありませんが、教師としてありが
たくお受けすることにしました。 

 量子力学の講義は、36年文理学部着任のとき以来、平成2年の退官までの間
に何回か書き直しました。改稿してよくなったのかそれとも分かりにくくなっ
たのか自信はありません。以前のものはすペて大学ノートに手書きで読みにく
いのでコピイには不向きと思い、今回お送りするものは最終の講義ノートを昭
和60年代にワープロで作った原稿です。 

 お送りするに当たり一応読み返して、いくつか不満な箇所もありましたが、
講義を実際に開かれた皆さんには元のままのほうがかえって親しみやすいので
はないかと思い、あえて手を入れませんでした。 

 つたない講義が昔を思い出すよすがともなれば幸いです。 卒業生諸君のご
多幸を祈りつつ 

   平成18年6月                 (「あとがき」より) 

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 ° Д。°。 ★先生の講議ノートは、下記のURLにPDFファイル形式でアップ
 \(‥)/。  されています。アクロバットリーダー内蔵のPCであれば、閲覧
  (  )°。  できます。ただし、当WEBサイトのパスワードが必要です。
               ( http://www.supaa.com/kouginote/ )

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  ■ 大学当時から思いつく由無し言など ■
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       竹村一司(文理2回卒/元長野県高等学校長・長野県諏訪市在住) 
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 会誌への投稿を依頼されたにも拘らず、ウエブ上で諸兄の研究報告を見るに
付け、小生には掲載に値するもの皆無のため躊躇せざるを得ず。でも再三の請
求があり、内容はフリーとのことなので、大学当時からの思いつく由無し言を
綴ることにした。人の生き方はさまざまである。泡沫の浮き沈みに似て時に流
されながらも、棹差して漕ぎ続けるのが人の一生であろう。
 
              “ 思誠寮 ” 
              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 昭和25年(1950)春入寮、1室3名。天井には藤村操の辞世「厳頭に
立つ・・」の墨痕荒々しい大書あり、また「身を打ち寄する白壁」(寮歌) 
も墨書で埋まっていた。夜半の闖入者の語らい、校庭での放吟「嗚呼青春の歓
喜より・・」など因習に悩まされる折り、所持金すべての盗難に遭い、これは
たまらんと間もなく退寮、下宿に移る。 

 なお当時寮のホールに1台のオルガンがあり、Kさんがいつも熱心に練習を
していた。そう言えば「春寂寥」のH氏も6年間ここで作曲に没頭したもので
ある。 

             “ 秘中の秘 ” 
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 もしこのことが無かったら、私は生涯教職に就くことも無く、人生も変わっ
ていたかもしれない。4年生の4月、私は卒業後は友人のコネで、ある製造会
社への就職を考えていたが、物理と教職の講座が重なってしまったので、教職
単位は諦めかけていたところ、「免許は持っていても損は無いから、これを使
ったら。ただし”秘中の秘”よ。」と教職講座の出席カードを何枚もいただき、
首尾よくパス。この1片の教員免許証が生涯を左右するとは。M先生に感謝。 

    <註>同期生7名中4名は高校の数学教師に。私も会社を経て教師の
    道へ。教頭・校長時代10年を除いて定年まで教壇から数学を。以後
    予備校、高校、学院の講師。 


        “ 座布団の下に物理(もののことわり)”
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 3人の先生方(向井、松崎、竹村の諸先生)はそれぞれ異なったキャラクタ
ーをお持ちであったが、ハイキングやコンパにはそろって出席いただいた。 
 浅間でのコンパのとき、先生方の帰られた後のかた付けの折り、座られた座
布団の下から折りたたまれた紙幣が出てきたのには我等一同大変驚いた。この
金額がいくらであったか、また何方のものか、またどんなお話をされたかは全
く憶えていないが、金子をそっと下に置いて立ち去るという奥ゆかしさは、今
でも忘れ得ぬことである。    
 正に「布団の下に物の理あり」の思い頻りである。  
 
            “ かきぶねの牡蠣鍋 ”
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 松崎先生には卒業後も大変お世話になり、お宅へ伺ってはつい長居をして、
よく食事にお供した。 「まつか」のうなぎ、横丁のステーキ、「かきぶね」
の牡蠣鍋など一流のご馳走をいただいた。塩尻のRoseGardenへ移られてから
は、私が伺うと車の外出を好まれたが、その思いは松本の自宅にあったようだ。
1月末にお会いした折り「この次は牡蠣鍋と行きましょう」と、いとも簡単に
言われたが、間もなく所沢へ移られた。先日電話をいただいたとき、この話し
をすると、苦笑されていた。 
 先生、いつまでもお元気で。 

                             “ 定年以後 ”
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 諏訪で生まれ育ち、今も同じ地に住んでいるので、定年と同時に地域の役職 
が絶えず付きまわるのは、世の常である。区長、福祉会長・・・老人クラブ会
長。それでもこれら奉仕活動の中で、他人との共感(sympathy)こそ幸福の源
泉と思うときがある。 
 楽しいことは山登りとテニスと数楽のお話し。 
 「数楽」20代〜40代に講義 
 ◎ いわしの味噌煮缶:セブンイレブン、ビブンセキブン 
 ◎ 1÷19=   (少年ガウスは10秒で)     等など15講       
 * * * * * * * * * * * * * *  
  
 今年の同窓会は名古屋。昭和27年の夏、名古屋大学へ湖沼の水検査に行っ
たときの夜、大地震に遭い、あわてて旅館の二階から飛び出し、屋根瓦を何枚
も落としたことが思い出される。当時を思いつつ同窓会出席。

 ○当時の写真を収録した関連WEBサイト 
                     ( http://www.supaa.com/kikou/takemura01.html )

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  ■ 名古屋初開催の物理会総会のご報告 ■
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       第8回物理会総会幹事 岩田 真 (19S・名古屋市在住)
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 (・>    2006年6月3日(土曜日)に愛知厚生年金会館(名古屋市)におい
 /彡))   て第9回信州大学物理会総会が開催されました.今回の総会は、名
/ /     古屋で開催する最初の総会と言うこともあり、開催前に参加者の確
/"?k_     保が大変心配されましたが、多くの方々のご協力により、総会当日
          には、文理1回生から02S までという幅広い年齢層の33名(文理卒1
     2名、理学卒20名、来賓1名)もの方々にお集まり頂き、大変充実し
た総会とななりました。

 総会は、午後1時に始まり、楠 同窓会会長 (文理7) の挨拶、来賓の理学部
同窓会・森 会長の挨拶のあと、信州大学の状況、活動報告、会計報告が成さ
れました.

 信州大学の状況についての報告では、武田 事務局長 (4S) から、受験生が
なかなか集まらないと言う厳しい母校の状況に関する説明がなされました.本
件に関しては、今後、総会でも継続して議論されるとのことです.なお、総会
での審議事項は全て承認されました.

 記念講演会では,2004年に仁科賞を受賞された丹羽公雄氏(文理17回生・名
古屋大学大学院理学研究科・教授)に「ニュートリノは物質?」という題目で、
原子核乾板をもちいた素粒子研究と、宇宙の dark matter の謎について、熱
弁をふるって頂きました.

 講演の途中で、丹羽氏は学生時代の思い出にもふれられ、信大時代に「電磁
気学」と「量子力学」といった物理学の基礎をしっかり勉強できたことが良か
ったというお言葉は、多くの同窓生の印象に強く残りました.文理学部から理
学部に至る、この良き伝統が今後も受け継がれて行くことを期待したいと思い
ます.

 午後3時からの懇親会は、小島 幹事代表 (1S) の挨拶のあと、青木氏 (文
理1) による乾杯の音頭で宴がスタートしました.懇親会では、多くの参加者
の自己紹介がなされ、また各自、久々の再会に話が弾み、大変有意義な時間を
過ごすことが出来ました.

 最後に全員が肩を組み、清水氏(文理11)の指揮のもと恒例の「春寂寥」の
高唱があり、盛会のうちに総会は終了しました.なお、総会の様子は本会の公
式ホームページ(http://www.supaa.com/)でご覧いただけます。

……………………………………………………………………………………………
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==┃第┃9┃回┃信┃州┃大┃学┃物┃理┃会┃=┃審┃議┃事┃項┃==
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 去る6月3日(土)午後1:00より、愛知厚生年金会館で開催された第9回総
会では、事務局から提案された「審議事項」と結果は次のようになりました。
___________________________________
【審議事項の決議結果】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(1) 会計報告/会計監査報告 →承認 
(2)「自然のささやき」助賛要請について『本年5万円の助賛』 →承認
(3) 次回第10回総会を松本(信州)にて開催する →承認
___________________________________
【収支決算報告報告】(2005年4月〜2006年3月)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(省略)

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▲2005年度決算報告を上記の通り報告致します。             2006年5月9日
                         会計/清水邦男 近藤一郎
▲以上 監査の結果正確である事を確認致しました。
                         監査/松原正樹 三枝成男
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▲2006年度予算案は省略いたします。
 ○第8回総会・第9回総会「会計報告」は、次のサイトでご覧ください
              ( http://www.supaa.com/kaikei/index.html )
___________________________________
●次回・第10回物理会総会(2007年/松本開催)の概要が決まりました
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■日時:2007年5月26日(土)(予定)
■会場:信州大学理学部第1講義室(第7回と同じ会場です)
■幹事:清水邦男(文理11)、美谷島実(文理15)、武田三男(4S)、
    横山敏彦(8S)、齋藤祐(02S)
■講師:未定(このところ、大学関係者が続きましたので、次回は地元の企業
       の方と考えています。)
■懇親会:ライジングサン(旭会館、第7回と同じ会場です。)

 ◎詳細が決まり次第、次回の当会報および当会のWEBサイトでお知らせします

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  ■ 信州大学理学部物理科学科現状報告 ■  (2006年6月3日総会にて)
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               信州大学物理同窓会 事務局長 武田三男(4S)
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1.信州大学
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 国立大学法人となり2年目を迎えました。効率化係数1%削減に加え、国会で
可決されました公務員5%削減の実施により、国立大学法人も人件費一律5%
削減が決定されました。向こう5年間で5%(6億円/年)削減の対応を模索中
です。

 今年度より、一年次生の共通教育(昔の教養教育)のための組織『全学教育
機構』が発足しました。理学部からは、6名の教員(数:1、物:2、化学:1、
生物:1)が移籍しました。授業科目、開講コマ数、卒業要件等教育内容やカ
リキュラムに大幅な変更はありません。理学部に残った教員の担当コマ数も少
し減った程度です。

 教育の企画運営実施の責任体制が確立しましたので学生にとっても良い方向
の改革と期待されています。

2.理学部
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 昨年度より効率化係数1%削減や学長留め置き予算などにより理学部に降り
て来る経費(積算校費)が大きく減りました。(17000万円が12000万円)今年
度はより厳しい緊縮予算となります。ひとりあたりの研究費は年20万円です。

 学科の共通経費(学生実験費や事務費等)を除くと自由に使える予算は全く
ありません。他機関や企業などとの共同研究を行っている教員や科研費などの
外部資金を獲得した教員のみがかろうじて研究を持続できる状況です。

 教員スタッフは、現在78名から全学教育機構に6名移行しましたので、72名
(数理:16、物理:14、化学:13、地質:10、生物:10、物循:9)の比較的
小規模な学部となっています。さらに、実質5%の定員削減ですので学部運営
もかなり厳しい状況となってきています。

3.物理科学科
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  3−1学生の入学状況
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 今年度入試の倍率はついに1.1倍となり、全員入学時代が到来した感があり
ます。特に、後期日程では、募集人数25名のところ27名しか受験しませんでし
た。県下の高校を回って宣伝する必要があります。HPの充実も必至です。同窓
会を通じて出身の高校の後輩に受験を勧めてみて下さい。

  3−2 学生の就職進学状況
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 就職状況はまだ良くありません。来年度を目処に『インターンシップ』の導
入を検討中です。(遅きに失した感がありますが。)進学率は50%程度です。
母校大学院10名程度です。例年、他大学からの受験は1〜2名程度です。逆に本
学から旧帝大の大学院に進学する諸君も目立っています。

  3−3 教室の現状
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 昨年度末(2006年3月)に山田教授が定年退職され、美谷島教授と安江助教
授が全学教育機構に移行されましたので、物理科学科の教員は14名となってい
ます。(現在欠員1名、素粒子の助手を公募中で10月より採用予定です。)昨
年11月に物性物理学講座の磁性実験分野に大阪大学より中島美帆氏が助教授と
して赴任され、今年の4月より、同じく物性物理学講座のテラヘルツ分光研究
室に理化学研究所より宮丸文章氏が助手として赴任されました。お二人とも若
く、アクティブに活躍されておられますので大変期待しています。

 また、4月からは川村さんと小竹さんが教授に、加藤さんと長谷川さんが助
教授にそれぞれ昇任されました。こちらもホープですのでこれからの理学部物
理科学科にとっても心強い限りです。積算校費については悲惨な状況ですが、
科研費は5名(6件:基盤(A):1、基盤(B):1、基盤(C):2、萌芽:2)
が採択されています。他の外部資金への応募を積極的に行う必要があります。

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 □■□ 2006春 信州大学理学部物理卒業・修了生の進路状況 □■□
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    学部生の進学者は28名と昨年(27名)とほぼ同じ。内訳は、信州大学
   大学院への進学者は一昨年・13名→昨年・8名→本年・15名と復活の動
   きに。北海道から神戸にかけての有力国立大学の大学院への進学者数は
   昨年・18名→本年・12名と減少しましたが、かなりの数にのぼります。
   就職先は、中堅どころの企業と教師や公務員。大学院修了生の就職先は、
   さすがに大手(東証一部上場など)民間企業がほとんどです。

 ●学部卒業生/45名 →進学28名(留学1名) →就職15名 →未就職他2名
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
《進学先》信州大学大学院工学系研究科(15) 北海道大学大学院(1) 
東北大学大学院(2) 東京工業大学大学院(1) 名古屋大学大学院(6) 
京都大学大学院(1) 神戸大学大学院(1)  
《就職先》民間:12 公務員:3 
(株)幸楽苑 (株)昭和システムエンジニアリング
(株)アドウ゛ァンスト・インフォーメイション・デザイン(株)浅間製作所
エア・ウォータ(株)(株)TST ソラン(株) 長野県内中学校
エプソンアヴァシス(株)三重県警察 (学)信州学園 海上保安庁
東京エレクトロンAT(株) など

 ●大学院修士課程修了生/14名 →進学1名 →就職11名 →未就職他2名
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
《進学先》信州大学大学院総合工学系研究科博士課程物質創成科学 
     信州大学大学院工学系研究科研究生
《就職先》セラテックジャパン(株)(株)マルハン (株)PFU 興和(株)
(株)東芝 松下電器産業(株) 京セラ(株)(株)三協精機製作所
富士電機デバイステクノロジー(株) 帝国ピストンリング(株)
慶応義塾大学生活共同組合 など

 ●大学院博士課程修了生/1名  →未就職
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

 □■新たに┃同┃窓┃会┃員┃登┃録 された面々のプロフィール  
 □■改めて┗━┗━┗━┗━┗━┗━   (順不同=到着順)
  □▲会員登録のページ:(http://www.supaa.com/supaa_form.html)
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      ためのパスワードは登録時点に各自にお伝えしています。お忘れ
      の方は、WEB担当(makoto@insatell.co.jp)まで問合せください。   
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● (省略) ---------------------------------------------------------------------- 《 訃報 》次の方がお亡くなりになられました。慎んでご冥福をお祈り申し上 げます。      文理8:水上 正彦(東京都) ----------------------------------------------------------------------  ◎住所、メールアドレスなどに変更が出た場合は、「同窓会員登録」から再  度ご連絡ください。  ◎現在メールアドレスが確認できている会員は百数十名です。「会員名簿」  に載っていないか、または載っていてもメールアドレスの欄に記載のない卒  業生をご存じの方は、その方に当会のことをご連絡いただければ幸いです。     ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ======================================================================  <再録>■「同窓会費」は終身会費として1万円。『会計細則』決まる!■ ----------------------------------------------------------------------  1.同窓会費は終身会費として1万円とする。一括払いを原則とするが、本  人からの申し出があった場合は事務局長が分割払いを認めることができる。  2.事務局長名で金融機関に同窓会の口座を設ける。事務局長が通帳・印鑑  を 管理する。会計担当がカードを管理して口座からの出し入れなどを行う。  3.在校生からの同窓会費徴収は、事務局が徴収日を決めて実施する。徴収  後、在校生の会費支払い者リストは、すみやかに会長ほか、会計担当および  関連事務局員に伝達する。  4.金融機関への振込み手数料は会員の負担とする。  5.会計担当は、年1回開催する総会を利用したり、メールで呼びかけたり  して、 卒業生からの会費徴収に勤める。  6.毎年開催の同窓会総会における参加費の徴集など会計管理については、  その年の幹事が担当し、事務局が補佐する。必要経費は事務局から事前に仮  払いのかたちで支出できる。幹事は開催後しかるべく早く収支を事務局に報  告し清算する。  7.会計年度を4月から翌年3月とする。  ┳ξ  会計はすみやかに決算報告を作成 ●●●  して会計監査担当から監査を受ける。 ●●    ●  8.本細則の改正は総会で行う。             ┏━┳━┳━┳━┓  ▼下記いずれかの口座に┃同┃窓┃会┃費┃のお振込みをお願いします!             ┗━┻━┻━┻━┛  ------------------------------------------------------------------ ◆郵便局の場合/通常郵便貯金  記号:11150 番号:20343411 口座名義:信大物理同窓会 代表者 武田三男(たけだみつお) 住所:390-8621 松本市旭3-1-1 ◆銀行の場合/八十二銀行 信州大学前支店 店番号:421 普通預金 口座番号:650215   口座名義:信大物理同窓会 代表者 武田三男(たけだみつお) 住所:390-8621 松本市旭3-1-1           ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄ ◎編集雑記◎/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄ ●今夏の理学部イベント「自然のささやき」の開催中に学部長ほか各科の教官 をまじえて「同窓生との懇談会」が開かれました。予算の減額・教官の減員・ 受験生の減少、という三重苦に苦しめられている現状が報告され、事の深刻さ に、参加した同窓生十数名は顔色を無くしてしまいました。この危機を脱する には……、さまざまな意見が飛び交いました。他力でない自力での脱出に向け、 甘えを排除して前進するしかないとの方向性では一致をみた印象でした。        ●それから約1か月後の9月19日に、理学部は株式会社ビーゼ ットアイと「共同研究を推進するための包括的連携協定」を結 /\ ☆  んだとの報道がありました。「理学部の物理や化学の研究を生    │○│ かし、同社がさまざまな製品化につなげる狙い」で「理学部が │ │   企業と連携協定を結ぶのは初めて」とか。ひとつの新しい動き /| |\   が始まりました。意識の改革と挑戦が求められているようです。  ̄ ̄ ̄ ̄   ●松本・安曇野平を一望しながら、北アルプスのふもとを縫う  ||||     ように走る「サラダ街道」という道をご存じでしょうか。その        終点から少し林の中に分け入った別荘地に「大熊美術館」はひ っそりと佇んでいます。大熊氏による、陶磁器・ロイヤルコペンハーゲンの作 品が陳列されている小さな美術館。隣接する喫茶店では、マランツ社製の真空 管アンプを使い回転式のレコードでクラシック音楽を流しています。先日、こ この存在をお知らせした地元在住の当会・清水役員が実際に訪問され、大きな 感銘を受けられたとの由。ご興味のおありの方には、おすすめです。  (T)  =================================== ■■■■■ MAILMAGAZINE BULLETIN 『信大物理同窓会報』0016号 ■■■■■    ■ 2006年12月10日 編集・発行/信大物理同窓会事務局       《編集委員》松原正樹(文理10)高藤惇(2S)      ┌──┐ (http://www.supaa.com/)     │\/│ (makoto@insatell.co.jp)          └──┘        ___________________________________________________       (C)信州大学物理同窓会事務局 無断複製・転載を禁ず        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


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