第5回信州大学物理会総会
◆「第5回信州大学物理会」は、2002年5月18日、松本市郊外三郷村で、教官・OB・来賓など30名ほどの参加により開催。冒頭で、会則と役員人事が異議なく承認され、歴史的な一歩を刻む同窓会となりました。
「第5回信州大学物理会」は、昨年の物理会において、幹事として文理・清水邦男、理学・飯沼和男の両名を選出し、準備が始められました。昨年7月には「信大物理同窓会設立世話人会」が結成され、11月にホームページ開設、そして本年3月初旬より当ホームページでの告知と受付を開始しました。3月5日配信の「メルマガ会報準備3号」および4月25日配信の同4号で呼び掛けを行う一方、3月半ばよりメールアドレスを持たない(分からない)OB向けに、往復葉書とファックス用紙同封の封書(新しい卒業生中心)を、計450名ほどに郵送しました。



 当日は快晴に恵まれ、会場の“ファインビュー室山”からの安曇平の眺めは抜群でした。送迎バスの遅れがあって、開会は20分押して12:20に開始。世話人を代表して文理・松原正樹が、司会進行に立ち、「信州大学物理同窓会」設立趣旨の要約と会則を説明。ならびに役員候補を紹介。異議なく、拍手でもって承認の運びとなりました。
 会長に選ばれた文理・平林喜明の決意表明のあと、この4月より理学部長に就かれた永井寛之教授より挨拶がなされ、つづいて来賓の北沢千和・文理同窓会長、森淳・理学部同窓会長の両氏より現状報告をいただきました。事務局長の理学・武田三男教授、会計係の理学・近藤一郎、WEB担当の理学・高藤惇からは、それぞれの立場からの説明がなされました。永井学部長からは“独立法人化”の見通しが、武田教授からは経済的理由による大学院生の学業継続困難の問題などが語られました。



 12:30に開始予定の森覚先生の講演は、約1時間と大幅に遅れて13:30ころにスタート。テーマは『地下宇宙線観測所あれこれ』。まさに、会場の地下に観測所があるのです。30分オーバーの14:30ころ閉演になりました。
 誰しも、マイクを握ると長くなる(失礼!)、つまり、みなさん、表現のエナジーが有り余っている様子。というわけで、“会”は徐々に熱を帯びつつ、何十年も前のあのころにタイムスリップしていくようでありました。
 会場を移しての懇親会。司会進行は幹事の文理・清水邦男にバトンタッチ。乾杯の音頭を宮地良彦名誉教授にお願いして“宴”がスタート。途中、スピーチを勝木渥先生、理学・福井眞(事務局企画担当)ほかの方々からいただき、それぞれ異分野での活きた情報に瞠目する場面もしばしばありました。



 副会長、文理・根建恭典より締めの挨拶があり、来年の幹事の理学・小西義雄を紹介するなどして閉会となりました。が、みなさん会場を去りがたく、窓辺で写真を撮りあう者、露天風呂に行く者、さらに二次会と称して松本に繰り出す者、また、理学3Sのように某ホテルで学年会を開く者など、様々。
 まだまだなごり惜しい今年の「物理会」でしたが、みなさんそれぞれに、来年の再会を約して帰路につかれたことでしょう。来年は、輪をひと回り大きくしたいものです。    (文中敬称略)
▼写真をクリックしますと
拡大画面が表示されます


▲会長に選出された平林喜明(文理6)の挨拶

▲永井寛之教授は4月より、再度学部長に


▲来賓の文理同窓会長、北沢千和先生の挨拶

▲森覚先生による宇宙線観測についての講演


▲宴会場に移り、宮地良彦顧問による懇親会挨拶

▲元気に「かんぱ〜い!」と出席者一同


▲山の幸がふんだん。「信大物理会」の印刷も

▲名古屋から来訪の森淳・理学部同窓会長


▲福井眞(3S)事務局員のスピーチは注目の的に

▲勝木渥元教授は、東京から駆けつけてくれました


▲清水邦男(文理11)幹事と武田(4S)事務局長

▲根建恭典(文理9)副会長が締めの挨拶を担当

■写真撮影・文/高藤惇(2S)


▲宴が終わり、先生を取り囲むように恒例の記念撮影となりました



●「信州大学物理同窓会」事務局●

◎ご質問・ご連絡はメールまで。