第12回信州大学物理会 総会
◆ 第12回総会は、2009年6月6日(土曜日)、信州大学創立60周年記念「ホ−ムカミングデー」に日程を合わせて、信州松本の理学部の教室を借りて開催されました。10:30開会、記念講演なし正味1時間の総会のみの開催となりました。というのも、11:30からは理学部同窓会の総会が予定されていたからです。
 今回の物理会総会には31名の同窓生が全国各地から集まり、盛会となりました。根建会長、松原副会長、小松役員の人事案をはじめ、審議事項がすべて承認されて閉会。その直後開催された理学部同窓会総会のあとは、教員を交えての懇親会となりました。物理からは武田学部長、勝木先生、文理2回の竹村一司先輩などが次々に登壇して挨拶、場を盛り上げてくれました。午後からは、長野県松本文化会館で全学の記念式典。約700名が参加しました。その前座としてのコンサート、附属生徒の合唱など、催し物が盛り沢山な一日でした。



 本年は信州大学が創立60周年の記念の年にあたり、第12回目の物理会総 会で物理同窓会長に選出されたことは何か因縁めいた感じもします。

 さて文理学部と理学部の物理の卒業生が合同して同窓会を持った当時を思い 起こすにつけ、何か自然発生的に起こった思いがします。そこには、松崎先生、 宮地先生がおられたことが、今日の基となったのだと思い、両先生に感謝をし ています。

 その後、熱心な幹事、役員の方々の力で、IT技術を駆使し、今日の物理同窓 会を維持しておられることを思うに付け、その会長に選ばれたことは、責任が 重大であり、大変な事になったと思っております。

 同窓会活動はどうあるべきか、定義はありません。少なくとも人間の集合体 であり、出来るだけ多くの人々が集まることが重要であろうと考えます。そし て、物理学を学んだ同窓生は多岐な分野で活躍しておられます。それらの方々 がGlobalな観点に立って仕事を進められる人間の集団の会として、情報の交換 を密にでき、発展していくならば価値ある同窓会となることであろうと考えま す。

 最後に、会長の重責を担えられるか、不安が一杯ですが、皆さんのご支援・ ご協力をお願いして、勤めたいと思います。



 2009年6月6日(土)、信州大学物理科同窓会 第12回総会が開催さ れました。今年は、信州大学60周年記念イベントに合わせ、松本の旭町キャンパス 理学部での開催となりました。

  初夏とはいえまだ梅雨入り前の幾分涼しい松本の気 候の中、会場の理学部講義棟二階の第三講義室には午前10時頃から同窓生が 集まり始めました。高速道路の上限1000円措置もあり、首都圏近郊より、 前日の深夜あるいは当日の早朝に出発して駆けつけられた同窓生もいらしたと 聞いています。

 予定時刻までに出席予定の30余名の同窓生が集まりました。宮地先生、勝 木先生ほか、初代会長の平林さん、文理2回の竹村さんにもご出席いただき、 定刻通り10時30分より総会開会となりました。

 限られた時間の中でしたが、和気あいあいとした雰囲気で会が進められまし た。根建副会長の挨拶に始まり、本同窓会名誉顧問の宮地先生、理学部長の武 田先生、今年度物理科学科 学科長の宗像先生よりお話しをいただきました。 宮地先生からは、この教室で講義をされた頃を懐かしむお言葉がありました。

 宗像先生からは、最近の学生の様子についてお話がありました。今の学生は independent(独立)というよりisolate(孤立)しているとのこと。また、 かつて大学祭時に物理の学生たちが開催していたmeson(カクテルバー) のようなこともでき難くなっているとのことでした。武田先生からは、ホーム カミングデーへの参加のお礼と理学部への支援をお願いしたい旨のお話があり ました。

 続いて、議長に三上さん(文理10)、書記に上条さん(13S)を選出し、審 議事項に移りました。清水事務局長、高藤会報編集長、近藤会計担当、太平学 年&研究室幹事担当などから、2008年度の活動報告、同決算・監査報告、2009 年度予算案、会則の一部変更(学年幹事の定員)の順で説明が行われ、それぞ れ承認されました。その後、人事案件として、根建新会長、松原副会長ほか小 松新役員が選出・承認されました。

 以上のように審議事項の承認を終えて、議長の解任。そのあと、恒例の写真 撮影を行い総会は閉会となりました。

 物理同窓会の後は、場所を新館に移して理学部同窓会総会が開催され、その 後12時からは理学部同窓会 昼食会となりました。理学部教職員の皆さんを 含め約150名が出席した昼食会では、久しぶりに会う同窓生どうし、昔話に 盛り上がる光景があちこちで見られました。昼食会場前のロビーでは、理学部 の歴史や研究内容にちなんだ展示が行われていました。

 今回は、二十数年ぶりに母校のキャンパスに戻り、懐かしく楽しい一日を過 ごすことができました。来年の物理会総会は5月に東京での開催が決まりまし たが、更に多くの同窓生、特に若い世代の同窓生の参加を得て、交流の輪が広 がることを期待したいと思います。


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▲開会の挨拶、根建副会長より楠会長逝去の報告が…

▲名誉顧問の宮地先生は元気な姿を見せてくれました


▲学科長の宗像教授からもお言葉をいただきました

▲本会役員で理学部長の武田さんからもご挨拶


▲根建新会長の人事案など審議事項が承認されました

▲場所をホールに移し、理学部と同窓会主催の宴


▲竹村一司(文理2回)さんは文理学部誕生早々の話を

▲出席した現教員の皆さんが一同に紹介されました


▲宮地先生・永井先生もお元気なご様子でした

▲理学2Sからは4名が参加。勝木先生を囲んで


▲懐かしい写真ボード展示。2S小林さんの提供

▲松本文化会館で全学式典。信大交響楽団の演奏


▲知事や市長も来賓として挨拶。その後の歓談

▲全行事が終わって、文理OBは街のカフェで一息

■報告・写真撮影/高藤 惇(2S)
  =第12回信州大学物理会総会幹事=    
  ■清水邦男(文理11) ■高藤 惇(2S) ■上条 弘明(9S)  
  ■小松 徹夫(16S) ■志水 久(92SA) 


●「信州大学物理同窓会」事務局●

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