■第15回物理会総会
議長:三上さん(文理10回)、書記:武原さん(理22S)
1年間の活動報告、役員の改選、決算・予算など審議事項はすべて承認され閉会となりました。
以下、武原さんが記録した議事録および藤さん(理2S)が作成した活動報告(近藤が抜粋)
および同窓会活動の課題を引用しながら報告します。
配布資料 : 信州大学物理同窓会新役員名簿(案)
第15回物理会総会参加者名簿
議事内容:
1)議長、書記選出
議長に三上、書記に武原を司会が推薦し拍手で承認された。
2)役員再任、退任、改選承認
松原副会長より新役員の提案があり配布済役員名簿(案)の通り拍手で承認された。
新しい役員はこちら(←クリック)です。
3)新事務局長挨拶および年次活動報告
藤事務局長より昨年第14回総会が過去最大の規模の総会(40名)で成功したこと、 第2回就職支援セミナーを開催したことの説明がある。物理同窓会としては毎月SKYPEによる役員会を開催していること、年4回の同窓会メルマガを送付したことの報告があった。同窓会が学生に役立つ活動として、学生の就職への支援を継続し、また新たに未就職生への支援についても検討をすすめる。今後の同窓会活動の課題として、学年単位、研究室単位の幹事が、同窓会への呼びかけを強めること、および先生方への同窓会参加を呼びかけることがあげられた。
4)決算報告
近藤役員より決算の報告があり拍手で承認される。30名の新入生および3名の既卒生から会費が納入された。カンパについては昨年度総会より実施して今回総会でも継続して実施した。同窓会活動で食事代補助に代わり交通費補助を行い負担の公平性を高めたことの報告があった。
5)監査報告
松原副会長より決算に問題ないことの報告があり拍手で承認された。
6)予算案
近藤役員より予算案の説明があり拍手で承認された。
7)新役員紹介および太平副会長挨拶
大学生活は人生の1割以下の期間であるが、人生のバックボーンとして重要というお話があった。
8)次回総会案内
次回平成25年度総会は松本で開催することが満場一致の拍手で承認された。
■一年間の活動履歴報告から一部抜粋(藤・事務局長)
2011年05月12日 メルマガ[信州大学物理同窓会報0034号(2011年5月臨増号) ] 配信
2011年07月25日 メルマガ[信州大学物理同窓会報0035号(2011年夏号) ] 配信
2011年07月27日 宮地先生を囲んで暑気払いを開催。幹事は赤羽。(松本市・しづか)
2011年09月30日 メルマガ[信州大学物理同窓会報0036号(2011年秋号) ] 配信
2011年11月29日 第2回就職支援セミナー開催。3人の講師は、
川久保田一久(2S・東海理化電機製作所)
倉田富二(3S・長野日本大学高等学校元校長)
川上陽介(01S・株TIS)
の各氏。学部3年と修士1年を中心に40〜50人 (9割以上) が参加。
小竹、武田、天児先生など5人の先生方も出席。懇親会を5階のラウンジにて開く。
2011年12月26日 宮地先生を囲んで忘年会を開催。幹事は赤羽。(松本市・草庵)
2011年12月29日 メルマガ[信州大学物理同窓会報0037号(2011-2012年冬号) ] 配信
2012年03月29日 メルマガ[信州大学物理同窓会報0038号(2012年春号) ] 配信
この一年間のWEB(メーリングリスト)新規登録者は12名、退会者は1名。前年は11名、退会者は0。前々前年は21名が登録。学生からの登録はきわめて少ない。現在の登録者(=メルマガ読者)は約240名となった。
問題点と今後の課題(藤・事務局長)
・ ここ数年、学年幹事・研究室幹事の進展がほとんど見られていない。とくに、新入学年の場合は、必須と思われるがそれが十分に実現しない理由は? 現役の先生方の協力は得られているのだろうか、また先生方へのアプローチは十分なのだろうか。同窓会の存在意義を理解してもらえているのだろうか。
・ 14回総会時に現役の教員の皆さん全員に懇親会ご招待をした結果、懇親会に教員5名の参加をいただいた。
・ 当会の当面の活性化は、学年幹事・研究室幹事の動きにかかっている? 組織の基盤が十分にできあがり、多くの卒業生が動き出させば、同窓会は“一部の人の集まり”から脱することができるはず。
・ 学年幹事・研究室幹事の組織をどう充実させ活発化させるか、議論し考えるところにきている? とりあえず、学年幹事・研究室幹事に働きかけWEB登録者をひとりでも増やすことから?
・ 以上のような課題を達成するには、まだまだ私たち役員の力量不足なので、やる気のある新たな方をもっと役員に迎えるなどして強化していく必要がある。今総会出席者の皆様にもぜひお力添えいただきたい。
・ 一昨年からの「就職支援セミナー」を継続推進して、“就職”という学生・教員・卒業生の共通課題(キーワード)に取組む。そのことで、同窓会には大きな存在価値が生まれると思われる。
・ ことしは数名の未就職卒業生が出た模様。こうした人への対策を何も考えなくていいのか?さらには、一歩進んで卒業生との「就活面談」の仲介が課題となってくる。学生の就職希望企業に勤める先輩が、学生の連絡に応えて情報を伝えるといった仕組みが必要。
・ 「就活面談」には理学部全体で取組むことが効果的。かつまた、卒業後の就職先の把握が必須である。したがって、名簿の管理を人文学部のように費用をかけて日常的に整備しておかなくてはならない。
・ この件に関して、理学部同窓会役員会で当会の「就職支援セミナー」の経験を踏まえて、再三提案した結果、ようやくことし7月の理学部同窓会役員会で正式議題として取り上げられることになった。
・ おそらく理学部内の学科別同窓会では一番動きが活発な当物理同窓会から、他の学科同窓会に呼びかけて共通課題を話し合う「各科同窓会連絡会」のようなものの模索も求められている。
■講演会
静岡理工科大学教授である吉田豊氏(理7S)が「開かれた心を持った若手研究者育成を目指して」と題して記念講演を行いました。
1)信大卒業から今日まで
信州大学時代、仙台と大阪での大学院時代。1983年から1991年の8年間のベルリン・ハーンマイトナー研究所とウィーン大学固体物理学研究所で過ごした時代のエピソードを順に紹介。帰国後1991年静岡理工科大学助教授、2003年教授に就任した。昨年9月25日〜31日、第31回メスバウア効果の応用に関する国際会議ICAME2011を神戸の国際会議場にて開催し25か国から200人参加者を集めた。
2)在欧時代:メスバウア効果を利用した高速拡散研究
3)シリコン太陽電池中の鉄不純物:発電効率を目指して
理研 RIBF:オンライン・メスバウア分光実験
静岡理工科大SIST:顕微メスバウア分光装置開発
4)若手研究者育成
若手研究者を育てるために必要な改革の提言で講演を締めくくった。
・センター入試廃止
・博士課程後期卒業後、ポストドックは海外で(義務化)
・Habilitation制度の導入(Doctor取得から5年)
・教授の「教育力+研究力」強化
・厳しい教員評価(研究しない教員は降格)
・60歳以上は自分の学問を完成(政治力無の職位)
■懇親会
小西さん(理2S)の軽妙な進行のもと、あっという間の90分だった。毎回のことだが物理同窓会の懇親会は同期で固まることがなく、テーブルごとの集まりの構成が時々刻々と変化していく。
1)開会の辞(小西さん)
2)来賓挨拶(宮地名誉顧問)
3)乾杯(飯沼副会長)
4)スピーチ
5)春寂寥(音頭:松原副会長)
6)閉会の辞(松原副会長)
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▲受付風景。講師の吉田豊氏が太平幹事の案内で到着 |
▲根建恭典会長が冒頭の挨拶。総会準備をねぎらった
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▲三上浩佳役員を議長に選んで第15回総会がスタート |
▲藤惇事務局長から、1年間の活動や課題を報告 |
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▲会計担当の近藤一郎役員からは決算と予算の報告が |
▲松原正樹監査役からは、会計監査についての報告 |
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▲記念講演講師は静岡理工科大学の吉田教授(理学7S) |
▲「メスバウア効果」についてプロジェクタで解説 |
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▲若手研究者育成のために5か条の提案もなされた |
▲名誉顧問の宮地良彦先生は、遠路松本から来られた |
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▲懇親会に移り、乾杯の発声は飯沼和男副会長から |
▲世代を超えた歓談の輪があちこちに。話題がはずむ |
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▲会の締めくくりは恒例の思誠寮寮歌「春寂寥」斉唱 |
▲二次会は宮地先生を囲み「米寿を祝う会」となった |
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■報告/近藤 一郎(理学12S)
■写真撮影/藤 惇(理学2S) 太平 博久(理学6S)
■WEB制作/小松 徹夫(理学16S)
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=第15回信州大学物理会総会幹事= ■三上 浩佳(文理10)
■太平 博久(理学6S) ■近藤 一郎(理学12S) ■武原 一記(理学22S)
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