《 第17回物理会総会 》
総合司会武原さん(理22S)の進行により、14:00開会。
1)会長挨拶
根建会長(文理9)より挨拶いただきました。母校を取り巻く環境が変化する
中、同窓生のより強い結束が必要となる旨お話しがありました。
2)総会議事
議長に太平さん(理6S)、書記に植田さん(91S)を選出し、議案の審議を
行いました。
1.年次活動報告
藤事務局長より、1年間の活動報告が行われました。メールマガジンに
よる同窓会報の編集・発行作業、SKYPE会議による役員会の開催、就職
支援セミナーの準備と開催等、2013年度の活動について報告があり、
拍手で承認されました。
2.学年幹事を世話人と改称する件および世話人規則の改訂
当会の活動をより活性化するため、「学年・研究室幹事」を「学年・研究室
世話人」と改称し、規約を改訂する議案が提出され、拍手で承認されました。
世話人総代は小島浩司さん(理1S)、副総代は好広修三さん(理3S)に決まり
ました。
3.役員改選
今総会で任期(2年)満了となる役員の再任、新任、退任についての
人事案が提案され、拍手で承認されました。
新しい役員はこちら(←クリック)です。
4.決算報告・監査報告
近藤会計担当(理12S)より決算報告が行われ、松原会計監査より監査
結果に間違いが無いことが報告され、拍手で承認されました。
5.予算案
近藤会計担当より、2014年度の予算説明が行われ、拍手で承認され
ました。
※議案の詳細については、5月13日発行のメールマガジン会報
「[ml:00193] [信大物理同窓会報0048号(2014年5月臨時増刊号)」を
ご参照下さい。
3)記念講演会
当会の役員でもある、三上浩佳氏
(元群馬県立医療短期大学[現群馬県立県民健康科学大学]名誉教授、
文理10回)に「解ったことと分からなかったこと−研究ノートから」と題して講演
をいただきました。一時期は行政の仕事をしながら研究を続けて来られた
こと、そしてご自身の専門分野(原子核・素粒子理論[ハドロン領域]
特に、中間子及び核子の散乱構造に関する研究)の研究を進める中で解っ
たこと、分からないことについてお話しいただきました。
- 核子の「仮想の中間子雲」というのは何か −「仮想」という言葉をどう理解するか。
- 「神様」は味方してくれたか。
粒子の散乱現象を表す部分波級数展開のルジャンドル多項式を
球ベッセル関数で表現してみることにしたら。。。
- 新しい散乱振幅で何ができたか。
新しい部分波振幅に伝達関数を導入して、ユカワ型の相互作用を
時間軸方向の相互作用に変換し計算してみた。
- 頭が良いということはどんなことか。
知識をため込むことと、夢中で何かを創り出すことの違い。
- 結局、何が分かって何が解らなかったのでしょうか。
「分かる」ことと「解る」こととの違い。
関連リンク
「古いがあまり知られていないお話し」(三上浩佳氏からの寄稿)
4)懇親会
写真撮影の後、伊藤さん(文理16)の司会により懇親会が始まりました。
卒寿を迎えられた宮地先生にもご登壇いただき、ごあいさついただきました。
松原副会長のご発声で乾杯、各テーブルに旧交を温める歓談の輪ができま
した。それぞれの分野で活躍されている同窓生の話を伺い、楽しい時間を過
ごすことができました。あっという間に時間は過ぎ、最後は恒例の春寂寥の
斉唱で締めくくりました。
2次会は場所を移して、宮地先生の卒寿お祝い会を行いました。