[ 信大物理同窓会報0034号(2011年5月臨時増刊号) ]
2011年5月12日配信


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          ┃信┃┃州┃┃大┃┃学┃┃物┃┃理┃┃同┃┃窓┃┃会┃┃報┃    
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│田田田田田|  │★ SUPAA MAILMAGAZINE BULLETIN 2011年5月臨時増刊号│ 
│田田田田田|    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│田田田田田|──┐■━━■編集・発行/信大物理同窓会事務局■━━■
│田田田田田|田田|             (http://www.supaa.com/) 
│田田田田田|田田|〒390-8621松本市旭3-1-1 信州大学理学部物理教室内
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 ■「旧文理学部物理学科」+「理学部物理科学科」OB&学生と教員の会■
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  ○-- 5月28日に開催される「第14回物理会総会」、  --○    ∩ 
  ○-- 5月15日の「松崎一先生を偲ぶ会」が目前です。--○  ⊂○⊃
  ○-- 今号は、ふたつのイベントのご案内。ぜひご参 --○    ∪
  ○-- 加ください。松本の5月はたいへんいい季節。  --○   ∞l∞
  ○-- 故人を偲び、また、母校を訪れてみませんか。 --○   ∞l∞
  ○-- なお、原発事故に関連して宮地先生が書かれた --○   ∞l∞
  ○-- 地元紙の連載コラムもご紹介します。     --○   ∞l∞

      【 I ・ N ・ D ・ E ・ X 】
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◇ 第14回信州大学物理会総会のご案内・・・第14回信州大学物理会総会 幹事
◇ 「松崎一先生を偲ぶ会」のご案内 ・・・・・・・・・・・・・・世話人会
◇ 「想定外」(「松本平タウン情報」5/7より転載) ・・・・・・宮地 良彦
◇ 編集後記

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  ┃第┃14┃回┃信┃州┃大┃学┃物┃理┃会┃総┃会┃
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(1)開催日時刻: 2011年5月28日(土)14:00 〜18:00  
     ※講演会:14:00〜15:00、総会:15:10〜15:55、
     記念撮影:15:55〜16:05、懇親会16:10〜18:00
(2)会場: 信州大学理学部講義棟階段教室         
(3)記念講演講師:小河勝 氏(文理18回:大阪府教育委員)
(4)会貴:7,000円 学生:1,000円
(5)懇親会会場:理学部A棟 多目的ホール

 ◎お申込みWEBページ:http://www.supaa.com/meet14.html

  = 第14回信州大学物理会総会 幹事 = 
 ■赤羽徳英(文理10) ■藤惇(2S) ■渡辺規夫(4S) ■上條弘明(9S)
 ■小松徹夫(16S)  ■志水久(91SA) ■河上陽介(01S) ■清水文崇(06S) 

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 ●記念講演演題:「今日の学力の実態とモジュールの可能性──モジュール
         (短時間集中型反復学習法)による画期的な学力向上」
  《 講師略歴 》
  1964年 信州大学文理学部自然科学科物理入学 1970年卒業(文理18回生)
  1973年〜2006年 大阪市立加美中学校を皮切りに各中学校で理科教諭とし
    て活躍、荒れた中学生に基礎学力をつけることで荒れの克服に成功。
    1986年〜1987年 大阪市立教育センター(生活指導)2005年3月退職
    退職後、和歌山大学非常勤講師(生活指導論)、松蔭女子大学非常勤講師、
    樟蔭学園教育アドバイザーを歴任。JICA専門家としてスリランカ義務教育
    課程改革に臨む。橋下徹大阪府知事の強い要請により2008年10月より大阪
  府教育委員に就任

  《 著書 》『未来を切り開く学力シリーズ 小河式プリント 中学数学基礎
    編』(文芸春秋社)『小河式 3・3モジュール』(文芸春秋社)ほか
 __________________________________
  ◆記念講演講師 小河勝 氏 からのメッセージ
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  私は昭和39年、文理学部自然科学科物理学課程に入学しました。宇宙線研
 究の鷺坂教授の教室に入りました。卒業後、自分では希望していなかったの
 ですが、47年、ふとしたことから大阪市の中学校の理科教師となり、以来32
 年間、市内の荒れた中学校ばかりを転々と勤務することになります。その中
 で生活指導を担当してきましたが、結局、子ども達の荒れは「勉強が分から
 ないからだ」ということに気付きました。それまで行っていた変形服を剥ぎ
 取る、喫煙に対する別室指導、などの生活指導をやめ、子ども達の崩壊した
 基礎学力の回復に打ち込むことになります。そしてこの道は間違っていませ
 んでした。わけもなく荒れ狂う子どもたちが一挙に健全な様子に変わるので
 す。それはまさに劇的な変化でした。

  この道筋は「学力低下を克服する本」(文藝春秋社)に書いております。
 2年前、その実績を橋下知事に買われて要請を受け、大阪府の教育委員に就
 任し、現在に至っております。今、社会はあらゆる分野が激流のように変化
 し続けております。改めて思うのですが文理で学んだことは余りにも大きい。
 このミクロコスモスこそ本当の教育の場であったと認識する次第です。今回
 日本社会の義務教育の現実、その未来への可能性の追求のあり方についてお
 話できればと考えます。

  ▲共催:信州大学理学部
  ▲後援:長野県教育委員会 松本市教育委員会 信濃毎日新聞 中日新聞社
           市民タイムス テレビ松本ケーブルビジョン

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   ことしの信州大学物理会総会はこれまでの開催と違って、以下のような
  変更点があります。

  (1)現役の恩師全員に招待状(無料)を差し上げる 
  (2)同窓会員には不参加の場合には、1000円のカンパを要請する 
  (3)講演会の講師は全国的に有名な教育者なので、共催を理学部にお願
     いし、一般に公開。教育委員会や地元紙の後援を得る

   今回の案内書は2月末に発送しましたので、同窓会員の皆様のお手許に
  届いているかと思います。次のような方々から、お申し込みそして同封の
  郵便為替でカンパ(寄付)をいただいております。
   参加のお申込み、ならびにカンパについては引き続き受け付けておりま
  すので、何卒、よろしくお願い申し上げます。
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 □ 5月10日時点までに参加のお申し込みいただいた方々 □
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 元教官/宮地良彦 永井寛之
 教員/武田三男 竹下徹 天児寧 志水久
 文理/根建恭典 赤羽徳英 松原正樹 両角修四郎 伊藤寛 三澤進 
    窪田綏
 理学/小西義雄 藤惇 倉田富二 松島本光 渡辺規夫 太平博久 
       上條弘明 西澤誠二 近藤一郎 小松徹夫 河上陽介 三浦貴司

 (なお、現役の先生全員に懇親会の招待状をお渡ししていますので、これか
 ら参加される先生が増えるものと思われます)         敬称略
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 □ 5月10日時点までにご寄付をいただいた方々 □
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 森覚 高尾保太郎 吉江寛 寺尾洌 城取新治 青木治三 中澤智朗 
 加藤実  三枝成男 塩原正雄 黒河内友成 粟津原真作 松本(手塚)節子
 西村(梶田)長生  堀田勝義  山田信雄  袖山隼雄  西尾紀雄  塚本吉郎
 風間栄一  行方正一  仁藤清司  網野俊六  小籏一男  川井篤  中田典昭
 赤羽重信  速水貞博  倉田富二  礒田誠  後藤譲  鈴木秀幸  大北政義
 川岸美徳  塚田定正  三好邦男  中山和夫  竹田克之  村田道郎  春日一夫
 星屋厚  村田道隆  小林俊文  南雲秀雄  西澤誠二  川原卓也  三輪直登
 田中芳信  中川勇  岩崎敏男  日向恒雄  吉田和行  今井重雄  岩田真
 岩渕重人  茂木茂男  名取奏  田中正長  伊佐治哲  木内隆史  山田健二
 原環  小室良和  山本(越田)雅美  得能久生  木村泰大  両角平一
 北原英明  佐々木良広  村上昭義  石井浩亮 堀越聖駕 佐藤雅裕
 丹羽健徳  森田博紀(以上75名) 
               ※たいへんありがとうございました。敬称略
                                              
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  ┃松┃崎┃一┃先┃生┃を┃偲┃ぶ┃会┃
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 桜花の候、皆さま方には、ご清祥のこととお慶び申し上げます。このたびは、
東日本大震災の余震が続く中、広く多くの皆様から敬愛された松崎一先生が亡
くなられニケ月が過ぎました。 この間に、先生とご親交の深い関係の皆様か
ら、自然発生的に「松崎一先生を偲ぶ会」を開こうとの機運が盛り上がりまし
た。
 集まりの内容は「偲ぶ会」でありますが、文化会館の意向もあり、会の名称
は、先生の著作からお借りして

  「惜春の詩」― 松崎一先生を語る ― とし開催いたします。
 
 そこで、ご遺族にもご了解をいただきまして、下記の会を計画いたしました。
心から学生を愛された松崎一先生の面影を偲ぶと共に、先生が常に抱いておら
れた、人と人とのつながりを大切にされる思いを語り合う会となります事を願
っております。 皆様と共につくる会として、会費制で行いたいと思います。
 何卒、友人知人をお誘い合わせの上、お気軽にご参加頂けましたら幸いです。

                                                      平成二十三年四月
 
            「松崎一先生を偲ぶ会」発起人代表  宮地 良彦

             ―記―
     _____________________
      「惜春の詩」― 松崎一先生を語る ― 
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 日 時 平成二十三年五月十五日 午後1時半より3時半
 場 所 「あがたの森文化会館」 講 堂   п@0263-32-1812
 会 費 1000円

    ごあいさつ 先生を偲ぶお話 懐かしい映像 ご家族のお話 など

  世話人会
       代表 宮地良彦(信州大学元学長・信州白線会会長)
          根津武夫(松本高等学校同窓会長)
          可知偉行(信州大学文理学部同窓会長)
          古畑忠男(松本東ロータリークラブ会長)
          住吉広行(松本大学学長代行・人間健康学部教授)
                        《順不同・敬称略》  

  連絡先 〒390-1702 長野県松本市梓川梓1034‐11 清水邦男 気付
  E-メール m-shinobukai@aurora.ocn.ne.jp

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    ■ 想定外 ■ (「松本平タウン情報」5/7より転載)
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            宮地 良彦(信州大学名誉教授・物理同窓会名誉顧問) 
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  (・>     本会名誉顧問でもある宮地先生は、齢80歳を超されてからも地
  /彡))   元紙「松本平タウン情報」一面のコラム『展望台』に健筆をふる
 / /     っておられます。5月7日付けでは「想定外」と題して、福島原発
 /"?k_     事故について、寄稿されています。ここに、全文を紹介します。     

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 東日本大震災から2か月近く、災害の写真集を見るにつけても、甚大な被害
に今更ながら息をのむ思いである。今回の震災の特徴は、地震や津波の天災に、
原発事故による放射能汚染という人工災が加わっていることだ。

 天災はその混乱の一時期が過ぎれば、ただちに復興に着手できる。ところが
原子力災害は、放射線のリスクと汚染処理の困難さから、修理はおろか被害の
実態を把握することさえ難しいという深刻な事態を引き起こしている。この未
曽有の大震災から私たちは何を学ぶべきなのだろか。

 強調したいことは、「原子力に関する限り全ての事態を想定せよ」というこ
とである。869年に起きた貞観(じょうかん)津波の調査から原発の想定津波の
高さを見直すべきだとする提言が2年前に出されているけれども、いまだに取
り上げられていない。

 また2007年の浜岡原発運転差し止め訴訟で、非常用電源の同時喪失という事
態を想定していない理由を問われた斑目東大教授(現原子力安全委員会委員長)
は、「全てを考慮すると設計できない」と言い切った。

 ここには造る人の視点はあっても、安全を守るという発想は見られない。今
回の震災でも、ロポット、遠隔操縦の無人放水車、放射線防御の特別車両など、
素人でも思いつくような原子炉災害に必要で有効だと思われる装備が全く配置
されていなかった。

 エネルギー資源として原子力の平和利用をうたう原子力発電は、天井から髪
の毛一本で吊るしたダモクレスの剣である。繁栄の中に常に危険があることを
私たちは忘れてはならない。
        
 ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄ ◎編集後記◎/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄

       ●・・約半年間に渡って準備してきた「第14回物理会総会」の
  /\ ☆  本番がいよいよやってきました。この間、6〜7回は幹事会を開
 │○│    いたでしょうか。毎月の役員会(SKYPE会議)とは違って、顔ぶ
 │ │     れが新鮮で、意見も多様なものが出されました。
/| |\   ●・・そんな中で、三つの新機軸が生まれました。つまり「現
 ̄ ̄ ̄ ̄    役教員全員の懇親会無料招待」、「非参加者へのカンパ要請」
 ||||     そして記念講演の「学部共催そして教育委員会とマスコミの後
       援要請」でした。ほぼ、目的通りに事は運び、後援要請は提出
した全てでOKを頂戴し、また、カンパも予想以上の方々からいただきました。
●・・ところが、いちばん容易だと考えていた「現役教員」の方々の参加がほ
とんど得られないのです。なぜ、何故、ナゼ?? そういえば、学年幹事、研
究室幹事の選出も、ここ2〜3年はあまり進んでいない。すなわち、先生方の
協力が得られていない? 大きな壁が身近なところに立ちはだかっていた訳で
す。その原因はなんだろう。先生方と同窓会の距離をもっと近づけたい。同窓
会活動をもっと理解していただきたい。そんな取り組みの必要性がありそう。
●・・共通の課題は「就職支援」かもしれません。超氷河期とかで、ことしの
卒業生のなかにも何人か就職できなかった者がいるとか。こんなときこそ、OB
とOGの出番。昨秋に同窓会の協力で「就職支援セミナー」が初開催されました
が、この継続発展とともに、東京の私学あたりでは当たり前といわれるるOB・
OGとの「就活面談」などに向けた取り組みも必然かもしれません。そんな活動
によって、先生方との協力関係が結ばれ、同窓会の存在価値が高まるのかも。     

●・・ともあれ、総会幹事の皆さんご苦労さま。そして、今号をご覧の学生・
院生・卒業生の皆さん、ぜひ「第14回物理会総会」を覗いてください!(MT)
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■ MAILMAGAZINE BULLETIN 『信大物理同窓会報』0034号(5月臨時増刊号) ■
□ 2011年5月12日配信  編集・発行/信大物理同窓会事務局
《編集委員》松原正樹(文理10) 藤惇(2S) 太平博久(6S)
□編集長:藤 惇 □ 発行人:根建 恭典

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